心豊かに生きるために「八百万の神とは?」について最低限知っておくべき4つのこと

暮らしの神様

日本には、約八百万社~十万社もあると言われているほど、神社が沢山あります。これはきっと、日本全国にあるコンビニの数よりも多いのではないでしょうか。「八百万」と称される無数の神様が至る所に住み、お祀りされています。この「八百万の神」とは、いったいどういう存在なのでしょうか?

日本人は古くから、神様を信仰してきました。「いつでも」「どこでも」神様に守られているという考え方が、この「八百万の神」を神社にお祀りしてきたものと思われます。

そこで今回は、私たちの身近な存在である「八百万の神とは」について、最低限知っておくべき4つの事を解説してみたいと思います。

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日本に住んでいる八百万の神々とは?

八百万の神
出展:note

日本に住んでいると言われる「八百万の神」は、どうして「八百万」と言うのでしょうか?
それは、数えきれないほど無数の神様が存在しているという意味で、「八百万」と形容されているのです。

「八百万の神」というように、太陽や月や星、あるいは風に神の名をつけ、土地や山や川、そしてまた、「家の台所」から「かまど」や「厠」に至るまで、さまざまな神様が存在しています。そもそも太古の日本では、あらゆる自然物に霊魂を感じ、それを崇拝する信仰が生まれました。

「八百万の神」ですから、当然のごとく、いろいろな性格を持った神様がいるのです。日本に住んでいる神様は、外国の神様と比べとても個性的で、かつ人間的であり、またとてもユニークな存在なのです。

世界には、「キリスト教」「イスラム教」「仏教」などがありますが、すべて「唯一神」で、「絶対の神」なのです。しかし、日本に存在する神様は、「絶対的存在」ではありません。
日本にいる「八百万の神」は、仕事をしたり、恋愛をしたり、出産をしたりと、実に人間的な存在です。

日本では何故「八百万の神」が信仰されるのか?

八百万の神
出展:家庭画報.com

世界は、「絶対神」を信仰するのに対して、日本では、何故これ程までに多くの神様が信仰されるようになったのでしょうか?

その理由は、人々の生活や生命に多くの影響を与える存在であり、しいて言えば人間よりも上位の存在であり、人々が好き勝手にできない存在であるからのではないでしょうか。日本の「八百万の神々」には姿がありません。その姿が無い神々が存在していること自体が、「日本の特徴」でもあります。

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日本の神々と世界の神々について

八百万の神
出展:島根県公式HP

日本は、自然が豊かで四季があり、海と山と川、そして平野が揃っていて、世界的に見てもとても珍しい地域です。四季によって気候や風景が一変してしまうような風土です。日本は、あらゆる場所に生命が溢れ、そこから恵や災害がもたらされます。海や山などの自然物が日本人の生活と密着しているので、これらの物を神とする信仰が生まれたといえるのではないでしょうか。

また、日本人は、ご先祖様を大切にする信仰が、古くから今日に至るまでずっと伝わってきております。古くは、農耕社会であった日本は、個人よりも「世間」を大切にする社会となり、村が社会における基本となり、ほぼ村全体が親戚という状態になり、村人全体の「上位の存在」が祖先であったようです。

世界の神々について

アダムの創造
出展:ウィキペディア

ヨーロッパでは、「キリスト教」が、多くの人々によって信仰されています。「創世神話」は、最初の人間である「アダム」が、神によって創造された後に、他の動物がその下僕として創造されたと言われております。

ヨーロッパは草地が多く、狩猟が盛んでした。この「創世神話」は、この動物を狩猟する人々にとって、とても適合した信仰のカタチと言えるのでしょう。

多民族が多く集まっているヨーロッパでは、お互いの文化を理解する事がたいへん難しく、人は生まれながらにして罪を背負っている「原罪げんざい」と言う考え方が生まれ、「なんじ 隣人を愛せよ」とする教義が平和をもたらす考え方として、受け入れやすかったものとかんがえられます。

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日本の神様はスペシャリスト!世界の神様は?

天宇受売命像
出展:ウィキペディア

世界における神様の代表的存在である「キリスト教」の社会では、仕事は神が人に与えた「罰」のひとつとされています。それでは日本の神様はいったいどうなのでしょうか?

祖先を崇拝する日本の信仰のカタチは、「唯一神」ではありません。「海の神様」「山の神様」など、特定の分野を司る神様として考えられてきました。いわゆるその道のスペシャリストの神様たちなのです。

日本の神様は、手に職を持った「職能神」が多くおります。「相撲を行った神様」「お酒を作った神様」など、その道のパイオニアとして神話に描かれております。

「三種の神器」のひとつである「八咫鏡やたのかがみ」を作り、「金属加工の神様」とされる「伊斯許理度売命いしこりどめのみこと」や、同じく三種の神器のひとつである「八尺瓊勾玉やさかにのまがたま」を作ったとされる「宝石製造の神様」である「玉祖命たまのおやのみこと」、初めて踊りを行った「芸能の神様」である「天宇受売命あめのうずめのみこと」など、これらの神様は、その後において日本の産業の発展に寄与して行くことになります。日本人にとって仕事はとても大切なもので、それぞれの産業の神様が守っている
神聖なものとして、とらえているのです。

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日本人が神社にお参りする理由とは?

神社のお参り
出展:Wink

日本人が神社に参拝する理由

京都 下賀茂神社
出展:そうだ京都、行こう

日本人がどうして神社に参拝するのかと言えば、それは、「職業の神様」や「祖先の神様」を祀っているからです。

参拝の具体的な要素と言えば、「受験合格」の祈願や「縁結び」の祈願であっったりします。
そして、これと同時に自分の事を「神様に奉告する」ことでもあります。これは、自分が生まれてから、今現在まで生きているのは祖先がいたからであり、神様が私たちを今も見守ってくれていると考えているからに他なりません。

生活の中における神事

神戸 生田神社の七五三祈願
出展:生田神社公式HP

初詣では、一年のはじめに神様に「あいさつ」に行き、「七五三」では無事の成長を奉告する為に参拝に行くのです。また、「神前結婚式」においては、伴侶を得たことを奉告し、「お宮参り」では新しい命が引き継がれたことを奉告します。

産業の神様に対しては、毎日の仕事が無事に行えており、また、発展していることを奉告するのです。

私たち日本人が神社にお参りする理由は、「今、ここにいることへの感謝」の意を神様に奉告する為なのです。「初詣」や「七五三」「お宮参り」などを神事という宗教的な行為として意識している人は少ないと思います。

それは、神社がそれぞれの日本人の祖先にあたる神様をお祀りしている所、言わば自分の原点として神社を自然に捉えているからなのではないでしょうか。

日本人にとって、祖先から引き継がれてきた命、それらの祖先をお祀りしている神社を自分たちの原点として考えているのは、当然のことではないでしょうか。

  

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